地球上には、100万~150万種もの動物が生存しています。
今もなお新種の動物が発見されています。
それぞれの環境の変化に適応しならが、それぞれ様々な進化を遂げてきました。
まだまだ解明されていないことが多いですが動物たちの生態をご紹介します。
ネコ科の動物は、獲物を捕らえる肉食哺乳類として最も進化しています。 筋肉質でしなやかな体は、パワー、スピードを生み出し、鋭い感覚、爪、歯、カムフラージュに優れた毛などハンターとして究極の進化を遂げています。 ユーラシア大陸、アフリカ大陸、アメリカ大陸に生息し、アルプスの高地から砂漠にまで生息しています。
イタチ科の動物は、食肉目のなかで最も種類が多く、陸で暮らす「スカンク」、木の上で暮らす「テン」、穴を掘り暮らす「アナグマ」、半水生種の「ミンク」、完全な水生種の「カワウソ」まで様々です。共通の外見の特徴として、短い肢と長い体をしています。 ユーラシア大陸、アフリカ大陸、アメリカ大陸の森林や低木などで暮らしています。
ジャコウネコ科の動物は、ネコとハイエナの近縁であり、もっと原始的な長い鼻と余分な歯を持っているのが特徴です。 アフリカ、マダガスカル、南アジア、ヨーロッパ南東部の森林や草原、砂漠に生息しています。 夜行性で樹上生活するものが多く、単独かペアで行動するものが多い。
ハイエナは4種存在し、外見はイヌに似ているが、ネコやジャコウネコと近い関係にあります。 アリを好むアードウルフ以外の3種は、強力な頭骨と顎、消化器官をもっており、骨を噛み砕いて消化吸収することができます。 4種共アフリカに生息し、サバンナや低木林、半砂漠地帯に生息しています。
イヌ科の動物には、イヌ、オオカミ、コヨーテ、ジャッカル、キツネ、タヌキが含まれます。 発達した鼻、耳を持ち、獲物を確実に追跡します。適応力が高く、何でも食べます。 開けた草原に生息しているが、隔離されたマダガスカルやニュージーランドには生息していません。
クマ科の動物は8種存在します。がっちりとした体格で大きな頭部と太い肢、短い尾をもっています。 ユーラシア大陸と北アメリカ大陸全体、北アフリカと南アメリカの一部で見られ、主に森林地帯に生息しています。 嗅覚が鋭いが、視覚、聴覚はさほどよくありません。ほとんどのクマ類が脂肪を蓄えて冬眠します。
昔はアライグマ科に分類されたり、クマ科に分類されていました。 しかし最新のDNA研究で、レッサーパンダを独立したレッサーパンダ科に分類されることになりました。
ゾウは陸上で最大の動物です。アフリカゾウ、アジアゾウ、マルミミゾウに分けられます。 がっしりとした巨体、柱のような足、大きな耳(アジアゾウは小さめ)、長い鼻という特徴的な体をしています。 メスを中心とした群れで生活し、高度な社会を作っています。ゾウは生涯を通じて成長し、約60年生きます。
奇蹄類の動物は、ウマ、サイ、バクからなります。 指は蹄(ひづめ)で覆われており、指先のみを地面につけて歩きます。指の数は、ウマで1本、サイで3本、バクで前脚が4本、後脚が3本となっています。 いずれも草食性で、門歯と臼歯が発達していて、草を噛み切り、すりつぶすのに適しています。
有袋類の動物は、胎児の発達のごく初期で子どもを産み落とし、胎盤の変わりに腹部にある袋(育児嚢)の中で母乳を与えて育てます。 有袋類は、砂漠から熱帯雨林までの様々な地域に生息しています。 オーストラリアには、大形哺乳類がいなかったため、多様な有袋類が生息しています。
異節類の動物は、アリクイ、ナマケモノ、アルマジロと独特な外見をしています。 かつて「貧歯類」と呼ばれていたとおり、歯が退化してまったくないか、エナメル質を欠いた歯があるだけです。 いずれも中南米に生息しています。
齧歯類の動物は、すべての哺乳類の40%以上を占めるほど繁栄しています。 ほとんどの齧歯類は4足歩行でかじるための特殊な出っ歯、長い口ひげ、長い尻尾、爪のある足をしています。 そしてほとんどの種が大きな群れをつくり、高度な社会をつくっています。
偶蹄類の動物には、ウシ、ヒツジ、シカ、カバ、キリン、ラクダ、イノシシなど約184種がいます。 第3指と第4指の2本が発達し、第1指は退化して2本または4本の蹄(ひづめ)をもっています。 カバ、イノシシ以外は、消化しにくい繊維分を消化するための胃を4つもっており、一度食べた物を吐き戻し、噛み返す、反芻(はんすう)を行います。
原猿類には、ツパイ、メガネザル、キツネザル、ロリスが含まれます。 原始的な樹上での生活に適応しており、手足は物をしっかりつかめるように進化しています。 通常は夜行性で、アジア、アフリカ、マダガスカルの森林に生息しています。
真猿類は原猿類に比べ、より「サルらしいサル」といわれています。 真猿類は一部(ヨザル科)を除き、すべて昼行性です。
鰭脚類の動物は、アザラシ、アシカ、セイウチがいます。 流線型の体と力強い鰭(ひれ)をもち、100m以上も潜水することができます。なかには1時間以上も水中にいられる種もいます。 鰭脚類は世界中で見ることができますが、大半は温帯や極地の海に生息しています。
飛べない海鳥であるペンギンは、現在では6属19種存在し、泳ぐことと極寒で生きることに進化した動物です。 生涯の大半を水中で過ごし、繁殖のときは大きなコロニーをつくります。 生息地域は南半球の海に限られます。
すでに絶滅してしまった動物たち。原因のほとんどに人間がからんでいます。 同じ過ちを繰り返さないため、絶滅してしまった動物たちを忘れないために絶滅動物として紹介いたします。