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HAMADRYAS BABOON

マントを持つ聖なるサル「マントヒヒ」

顔は肌色で皮膚が露出している。オスは全体的に灰色で、メスはオリーブがかった褐色をしています。 オスは体毛は肩から背中にかけて長い毛に覆われ、この体毛がマントのように見えることがマントヒヒの名前に由来しています。 オスの方がメスよりもひとまわり大きくなります。

マントヒヒはエジプト王朝では聖なる動物として崇められ、パピルスに書かれた絵などにも登場します。ただエジプトではすでにマントヒヒは絶滅しています。

マントヒヒの暮らし

マントヒヒは、エチオピア、スーダン、ソマリアとアラビア半島南部の海岸部に分布し、低木のまばらに生えた草原に生息しています。

マントヒヒは最小の社会単位、ワンメイル・ユニットと呼ばれる一夫多妻制の集団を作ります。ワンメイル・ユニットは、1頭の大人のオスと複数の大人のメス、その子供からなります。 ワンメイル・ユニットが2〜3集まって、クランと呼ばれる集合を作ります。さらに複数のワンメイル・ユニット、クラン、単独のオスが集まり、バンドと呼ばれる大集団となります。

毎朝、バンドごとに分かれ、採食場や水場に向かいます。アカシアの葉や花、豆などを主食としています。根や球根、昆虫や、小型の哺乳類なども食べます。昼になると水場の近くで休息をとり、泊まり場へ帰ります。1日の移動距離は10kmになることもあり、バンド間での遊動域の重なりは約50%と言われています。

ワンメイル・ユニットのリーダーであるオスは3年間は安定しており、70%のメスは3年以内に別のワンメイル・ユニットに移り変わります。その際、以前ワンメイル・ユニットことのある顔見知りのメスのところに移り変わる傾向があります。メスは生涯のうち2〜3回は移り変わります。

マントヒヒの出産と子育て

マントヒヒのオスは約20年の生涯のうちにワンメイル・ユニットのリーダーとして繁殖に関われるのは3〜6年ほどと推定されています。

メスは3〜5歳で性成熟します。妊娠期間は約172日で、明確な出産期はありません。 子供は約6ヶ月で生まれ、通常1産1子です。稀に2子のときがあります。赤ん坊時代の毛色は黒です。

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