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GIANT OTTER

PHOTO by Tambako the Jaguar

河のオオカミ「オオカワウソ」

オオカワウソは南アメリカのベネズエラ、ブラジル、ウルグアイなどの河川に生息しています。

イタチの中でも最大で大きいものは全長200cmにもなります。一般的なイタチをそのまま大きくしたような姿をしています。全身は0.4cmの短い体毛が高密度に生えています。鼻や上唇、下あごから胸にかけて白や黄白色の斑点模様があります。脚は短く、指の間には水かきがしっかりとついており、 長い尾は平たく、泳ぐことに進化した体をしています。口ひげは固く敏感で、水中で獲物を捉える時のセンサーになります。

体毛は水をはじくため、体が濡れないので体温を保つことができます。

オオカワウソの暮らし

オオカワウソは、他のカワウソと同じく一夫一婦制で、一組の夫婦にその子供たち、さらに他から来た若者の合計約20匹にもなる大きな群れで生活しています。家族を失ったり、単独で行動せざるおえなくなったオオカワウソは、森の中の沼でエサを見つけるしかなく大変厳しい環境で暮らしています。一度家族を持ったオスは他の群れに入れてもらえることはないのです。

オオカワウソは流れの緩やかなアマゾン川や湿原などに生息しています。昼行性で、岸辺に1.8mほど掘った穴や倒木の下など縄張り内に20箇所ほど巣があり、子供をワニなどに嗅ぎつかれないように転々とします。非常に縄張り意識が強く、侵入者に対しては群れ総出で全力で追い払います。

オオカワウソの食事

子供は群れ全体で大切に育てます。泳ぎ方、餌の取り方など親、兄弟から教わり、立派な大人へと成長していきます。

1匹あたり1日に3〜4キロのエサを食べます。それは体重の1割に相当する大食感です。特にピラニアは大好物です。魚類以外には甲殻類やヘビ、時にはワニ、カイマンを食べることもあります。

オオカワウソは水辺にあがっているワニを挑発し、スタミナを奪います。ワニは慣れない陸地では、オオカワウソの俊敏さには全く歯が立ちません。ワニのスタミナが切れ、動きがったところで後ろから安全にしっぽだけ食べます。スタミナのなくなったワニのしっぽは子供のオオカワウソでさえ悠々と食事できるくらいです。

オオカワウソの出産と子育て

オオカワウソの主食は魚類で、漁は単独または群れで行います。群れ全員で狩りをするため河のオオカミともいわれます。

他のカワウソの仲間と同様に、オオカワウソは陸上で出産します。メスは巣穴の中で1〜6匹の子どもを産みます。子どもたちは生後1ヶ月ほど巣穴で過ごします。この頃になると目も見えるようになります。成長は早く、9〜10ヵ月もすれば親と見分けがつかなります。生後2年で性成熟します。

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