野生動物、絶滅動物の図鑑サイト TOMORROW is LIVED

ADELIE PENGUIN

厳しい南極大陸で繁殖する「アデリーペンギン」

アデリーペンギンのアデリーの名前は、この鳥を初めて見たフランス人のデュルビルが妻の名前をその生息地につけたことから由来しています。アデリーペンギンの特徴といえば目の周りの白い輪です。

アデリーペンギンの暮らし

アデリーペンギンは陸を歩く他のペンギンと違い、氷山を歩き回ります。移動性が高く、遠くの沖合まで出て、主食のオキアミや魚、イカを食べます。潜水能力も高く175m潜ったという記録もあります。通常は20mの範囲でエサをとります。1時間に約50回潜り、30分ぐらい海上で休憩という流れを繰り返します。夜でもエサをとることができ、夜を中心にエサをとっているとも考えられています。

アデリーペンギンの繁殖

アデリーペンギンは10月ごろになると繁殖のために巣を作ります。海岸や岩の上など様々なところで、小石を集めて火山のような形の巣をつくります。なぜ小石で山を作るのかというと、卵が冷たい雨や雪に浸ると死んでしまうので親はできるだけ高い巣を作らなくてはいけないからです。ですので氷の上には巣をつくることは決してありません。巣に使う小石は貴重でしばしば奪い合いが起こります。

アデリーペンギンの子育て

アデリーペンギンは11月ごろに産卵し、2卵産みますが1卵だけしか抱卵しないこともあります。抱卵ははじめオスが行います。40日ごろで孵化し、メスが戻ってきます。雛は3週間頃でヒナ同士が集まる「クレイシ」を形成します。餌をとってきた親がクレイシにやってきて、鳴き声で自分のヒナを探し餌をあたえます。クレイシは3週間から4週間ほど続き、ヒナが換羽し、海に入るようになるのは短い夏が終わる2月ごろです。

アデリーペンギンは死亡率が高く、その原因は南極の急激な天候の変化やヒョウアザラシなどの天敵が多い事、そして卵やヒナのうちにナンキョクオオトウゾクカモメに狙われるからです。

一覧に戻る