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AYE-AYE

悪魔の使い「アイアイ」

アイアイはマダガスカルと固有種で、特異な容貌をしており、夜行性であることから現地では「悪魔の使い」言われています。白い布に包んで埋めるという伝統もあるほどです。

ぼさぼさで荒い黒い毛で覆われています。大きな耳と長いふさふさの尾、そしてなんといっても特徴的な長く細い指をもっています。別名ユビザルとも言われます。

よく発達したネズミのような上下の門歯は一生伸び続けます。後脚の親指だけが平爪で、他の指はかぎ爪があります。

アイアイの暮らし

アイアイは通常単独行動で夜行性です。森林や竹林に生息し、昼間は木の又に小枝や木の葉で作った直径約50cmほどの球体状の巣や茂ったつるのかたまりの巣の中で寝ています。

時折、オス同士、オスとメスが一緒に採食や移動したりすることも目撃されています。オスには優劣関係が存在し、行動域もかなりの重複が確認されています。

アイアイの食性は雑食で種子、幼虫、キノコで、主にラミーの実や木の内部に潜む幼虫を食べます。長く細い中指で木の表面を叩く「タッピング」をしながら、耳を木に近づけて音を聞き取り、幹の内部に掘った空洞をたどり、潜む幼虫を見つけ出します。そして、ネズミのような発達した頑丈な門歯で木に穴を開け、長い中指で虫を引き出して食べます。堅いラミーの実やココナツなども同様に開けた穴から中指を使って実をほじくり出して食べます。

アイアイの繁殖と子育て

アイアイの繁殖に季節性は存在しません。レムールの中では今のところアイアイだけです。メスは発情周期が始まると、約50日周期で数回発情し、1回の発情は約3日続きます。発情したメスは、鳴き続け外部性器は腫れて赤くなります。メスの周りに最大6頭のオスが集まりライバルと闘い、追い払います。メスは2頭以上のオスと交尾をすることが確認されており、多夫多妻的だと考えられています。

アイアイの妊娠期間は170日間で、出産は通常1頭です。生後6週間ごろになると子どもは巣から外に出るようになります。母親に出してもらったココナツの果肉などを与えてもらい成長します。生後約3ヶ月間は巣の近くに留まり、母親に餌をねだったり、おとなの食べ残しを食べます。生後約18週間で自分で幼虫を探すようになります。巣から離れるようになるのは生後4~5ヶ月目からです。「タッピング」の技術を習得できるようになるには4年かかるといいます。

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