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SLOTH BEAR

毛むくじゃらの「ナマケグマ」

ナマケグマはインド、ネパール、スリランカなどの森林に生息する熊の仲間です。通常の熊とは違い、冬眠はしません。

ナマケグマの毛はボサボサで特に首周りと後頭部の毛が長く、鼻は灰色で長くなっています。 体長は約2mで、オスの体重は140kg以上にもなりますが、メスは95kgほどです。胸にはツキノワグマのように白っぽい模様があり、ずんぐりした体と短く力強い脚をしています。

ナマケグマには出しっぱなしの8cmにもなる湾曲した長い爪があります。その爪で木にぶら下がることができ、その姿がナマケモノに似ていたことが名前の由来になっています。

ナマケグマは、危険を感じるとうしろ 足で立ち上がり、前足のツメを見せて威嚇します。攻撃的なことで知られており、それは天敵であるトラやヒョウ、ドール、アジアゾウなどから身を守るための習性だと考えられます。

ナマケグマの暮らしと食事

ナマケグマは通常単独で生活し、森林や草原などさまざまな地域に生息しています。とげの生えた林にも生息しており、夜行性で昼間は寝ています。

アリとシロアリが大好物で、よく効く長くて動く鼻を使い餌を探します。嗅覚を活かすため、立ち上がって空気中に漂うにおいから餌と危険をかぎ分けます。アリの巣を見つけると長い爪を使って壊し、そこに口を突っ込み吸い取ります。アリを吸う時に出る「ズーズー」という音は100m離れていても聞こえるほどです。

昆虫のほかにも、マンゴーやイチジク、コクタンなどさまざまな果実や花を食べます。 ハチミツも大好きで、木のかけらを投げ付けてハチの巣を落として食べる習性から、英語で「honey bear」とも呼ばれます。

ナマケグマの子育て

ナマケグマは6月頃に繁殖し、6〜7カ月の妊娠期間の後、地面を掘った巣穴で通常1度に1〜3頭の子どもを産みます。子どもは3週間ほどで目が見えるようになります。生後2、3年、親と一緒に過ごします。

熊としては珍しく、母親がよく子グマを背負い移動することがあります。

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