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GIANT ANTEATER

アリクイ最大種「オオアリクイ」

吻端を除いた全身が粗く長い体毛で被われていて、尾の体毛は30cmに達します。喉や胸部から肩にかけて白く縁取られた黒い斑紋が特徴的で、下半身の毛と尾は黒色、暗褐色です。

オオアリクイの特徴的な鼻は非常に長く、嗅覚も発達しています。歯はありませんが、細長い舌は最大で約60cmに達し、舌の表面は微小な後ろ向きの棘とベタベタした粘着質の高い唾液で覆われています。

目や耳は小さいが、聴覚は発達しています。前肢の指は5本で、湾曲した4本の大きな爪があります。第5指は退化し、外観からはわかりません。

オオアリクイの暮らし

セラードの大草原や、熱帯林などに生息しています。 基本単独で生活し、昼も夜も活動し、25平方kmにもなる生息地を歩き回ります。歩き回る広さは餌の豊富さによってきまります。人間の影響がある地域では夜間を中心にに活動します。

休んでいることが多く、1日で14-15時間ほど休みます。穴や茂みで寝ます。寝る時は体を丸めて、尾で全身を隠すようにして寝ます。

移動する時は爪が磨り減るのを保護するため、こぶしをにぎって、甲を地面に付けながら歩きます。泳ぐのは得意です。

外敵に襲われると尾を支えにして後肢だけで立ちあがり、前肢の10cmにもなるかぎ爪を振りかざし相手を威嚇します。それでも相手が怯まない場合は爪で攻撃したり相手に抱きつき締めあげます。天敵のピューマやジャガーを撃退することもあります。

オオアリクイの食事

アリクイは視力が弱いため、嗅覚でアリ塚を見つけます。鋭いかぎ爪でアリ塚に穴を開け、そこに長い鼻と舌を突っ込んでアリをくっつけて食べます。舌を出し入れする速さは1分間に最高160回にもなります。1日で約30,000匹のアリやシロアリを食べるといいます。

アリが攻撃することもあり、アリ塚に長くはいられないため、急いで食べなければいけません。 複数の巣を徘徊することで行動圏内の獲物を食べ尽くさないようにしているので、1つの巣から捕食する量は少なく、1回の捕食に費やす時間も平均で1分ほどです。アリ塚を完全に破壊してしまうことは決してありません。

直接水を飲むこともありますが、水分はほとんど食物から摂取します。

オオアリクイの繁殖

オオアリクイの妊娠期間は142-190日で、1回に1頭の子供を産みます。 後肢だけで直立しながら出産し、授乳期間は約6か月です。

子供は生後1か月ほどで歩けるようになり、生後6-9か月は母親の背中につかまって過ごし、1年後には親元を離れます。 性成熟は生後3年後で、寿命は約16年と考えられています。

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